脂肪燃焼のメカニズム

脂肪は燃焼されることでエネルギーになるのはよく知られていますが、燃焼って具体的にどういうこと?
身体の中で燃えてるってどういうこと?と疑問に持たれている方もいらっしゃるのではないかと思います。

脂肪の種類

  • 中性脂肪
  • コレステロール
  • リン脂質
  • 遊離脂肪酸

中性脂肪には
外因性トリグリセリド:食事中の脂肪が腸で吸収されて血液中に取り込まれた脂肪
内因性トリグリセリド:一度肝臓に取り込まれた後に血中に分泌された脂肪

コレステロール
善玉(LDL)コレステロール:肝臓から全身へ運ばれる段階のコレステロール
悪玉(HDL)コレステロール:全身を回って肝臓へと戻ってくるコレステロール

人間の生命を維持するためにはエネルギーが使われますが、最も利用されるのはブドウ糖です。中性脂肪はブドウ糖の不足を補う役割があるためゼロにすることができません。
また、中性脂肪は脂溶性ビタミンを体内に運ぶ役割もあるので、極端に減ってしまうと免疫の低下や抜け毛や肌荒れを誘発してしまう可能性があります。

中性脂肪はいつしか皮下脂肪へ・・・

中性脂肪はエネルギーとして使われるために保管されています。
ですから、中性脂肪は使われるときのために、基本的に燃えやすい状態を保つとされています。
しかし、いつか使われるであろうと待っている中性脂肪が一向に使われないとなると、肝臓・皮下・血中に蓄えられて皮下脂肪となってしまいます。
中性脂肪の基準値は30~149mg/dL

脂肪燃焼へ

グリコーゲン▶タンパク質・脂質▶アミノ酸

脂肪が燃焼される前に糖質がエネルギーとして使われることはお話しましたが、その差異使われるのは肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンです。グリコーゲンはブドウ糖が結合することによって作られた多糖類で燃焼が早いことが知られていますが、その反面貯蔵量は少なく、人体の活動で使われるわずか1日分のエネルギーしか生み出しません。
そのグリコーゲンが枯渇すると次に使われるのが脂肪です。
エネルギーが枯渇すると脂肪燃焼リパーゼが放出され、脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解されます。この内エネルギー源となるのは脂肪酸でグリセロールの小さいエネルギーしか生み出しません。
脂肪酸は血中でアルブミンと結合し各組織へと分配されてエネルギーとなります。心臓、肝臓、骨格筋は脂肪酸を特に消費しやすい器官です。

食物繊維の効果
食物繊維は腸内で中性脂肪やLDLコレステロールを絡み合って体外へ排出する効果があります。こんにゃく、キノコ類、海藻、野菜などです。
特におからや豆腐、納豆などの大豆食品は、コレステロールの吸収を妨げる働きもあります。毎食ごとに1品以上は食べるようにしましょう。

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